サタデーナイトブルーズ
詞・曲 山本斉
有名人が出てるというので ストリップを観に足を運んだ
ココアを飲みながら観ていると 3人の男が俺を囲んだ
支配人が俺に言う 「ちょっと待て、お前は俺のセガレだ」
「2万よこせば女をやろう イカシタ女で俺のメカケだ」
天に昇るのは明日なのに 天使が舞い降りるはずなのに
地下室で悪魔に魂を売る 3年遅れのサタデーナイトブルーズ
昼の日中の街中で 侍が刀を振り回していた
道行く人々にはわき目も触れず 旗本の権威を振りかざしていた
危ないからやめろというと 「拙者はこれしかできぬでござる」
同じ言葉を3度繰り返して 「これが拙者の仕事でござる」
天に昇るのは明日なのに 天使が舞い降りるはずなのに
地下室で悪魔に魂を売る 3年遅れのサタデーナイトブルーズ
廃墟の街のビルの屋上から 人々が次々と飛び降りる
ついには誰一人としていなくなり 自分の番が来たことを知る
ドイツの皇帝がやって来て びびってる俺を馬鹿にする
身を翻して皇帝も飛び 俺はその場を後にする
天に昇るのは明日なのに 天使が舞い降りるはずなのに
地下室で悪魔に魂を売る 3年遅れのサタデーナイトブルーズ
太平洋を横断し 俺たち泳いでアメリカを目指す
とうりがかった空母から 飛び立つ機体を太陽が照らす
ようやく陸地にたどり着く アメリカじゃなくそこはアンマン
腹を満たして一服したら 目指すべき場所はあと5時間
天に昇るのは明日なのに 天使が舞い降りるはずなのに
地下室で悪魔に魂を売る 3年遅れのサタデーナイトブルーズ
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